日本の年越しもいいけれど海外でカウントダウンなんてどうでしょう?!テレビで目にしていた海外でのカウントダウンに憧れて、東京よりも寒い(寒いの大の苦手なのに)スペインで過ごしてみました。
スペインの年越しは、年越しそばのかわりに?!12粒のブドウを片手にスタンバイするだけ。
そして、新しい年を迎えてすぐの1月6日には「ロス・レジェス・マゴス」という、もう1つのクリスマスがやってくるのです。年をまたいで続くなが~いクリスマス休暇。
マドリードとバルセロナで過ごした年末年始の様子、おすすめと知っておくとよい情報など紹介します!(私が行ったのは随分前だけれど、アップデート情報を載せています)
クリスマスマーケットとベレン巡り
12月に入ると、スペインの広場にはクリスマスマーケットが並び、通りはデコレーション一色に。聞こえてくるクリスマスソングと歴史的な街並みが、日本とは違って新鮮な気分になった。

街のデコレーションも好きだけれど、こういうユーモアたっぷりなクリスマスの飾りを見るのも楽しい。
マドリードなら「マヨール広場」へ

マドリードのマーケットといえば、街の中心にある「マヨール広場」。ツリーの飾りやベレンの人形を売る屋台がぎっしり並びます。ミニメリーゴーランドのようなものまであり、お祭りみたいな感じ。
マヨール広場には食べ物のお店がないので、クリスマスや冬の名物・ホットワインが飲みたくなったら「スペイン広場」のマーケットへ。
日本のクリスマーケットのようなおしゃれな雑貨やアート好きな人は「Artesanía de Madrid」のマーケットがすすめ。手づくりの素敵な雑貨に出会えます。
バルセロナなら「サンタルシア市場」か「サン ジュセップ オリオル広場」 へ

バルセロナは、カタルーニャ広場やサグラダ ファミリアの前など、街のあちこちでマーケットが開かれます。定番は、大聖堂の「サンタ ルシア市場」。バルセロナといえば「カガ ティオ」の人形がこれでもかと並んでいます。
カガティオについてはこちら(wikipedia)をご覧ください。ここでは私の説明は省略します…

私が気に入ったのは「サンタ マリア デル ピ教会」目の前「 サン ジュセップ オリオル広場」の食料品市場。地元名産のハチミツやチーズなどパッケージも可愛いものがたくさん並んでいます。
両方のマーケットは徒歩5分ぐらいの距離にあるので、一緒に行くことができます。
「ベレン」とは?スペインのクリスマスに欠かせない飾り

ツリーと並んで見逃せないのが、イエス誕生の場面を人形で再現する「ベレン」。マーケットでは、ベレン用の人形や置物も売られています。
ベレンは、各家庭のほか、教会、広場、ショッピングセンターにも飾られています。シンプルなものから細部まで凝ったものもあり、見てまわるのが楽しいですよ。
12粒のブドウとカバで年越し!広場でフィエスタ開幕
12月31日の大晦日、スペインでは家族が集まって食事をするのが恒例。遠くに住んでいる家族や親戚がやってきて久々の再会を楽しんだ後、みんなで街へ繰り出します(外出せず、お家で年越しを過ごす人ももちろんいます)。

年越しそばの代わりに用意するのは、ブドウ12粒とカバ(スペインのスパークリングワインのこと)。日本とはまったく違う習慣。
カバのメーカー・「フレシネ」のワイナリーを訪れた時の写真。バルセロナ初のフレシネワイナリーツアーはここから予約できます。
マドリードなら「プエルタ デル ソル」へ
マドリードのカウントダウンの舞台は、街の中心にある「プエルタ デル ソル広場」。地元の人も観光客も、新しい年を祝おうと集まってきます。私が行った年は夜9時ごろから続々と人が増え始めました。

- 入場無料。定員は約15,000人。人数が上限に達すると入れません
- 21時に広場から人を出して、22時から入場開始
- 入口は、サン・ヘロニモ通り、アルカラ通り、マヨール通り、アレナル通りの4か所
- ガラス製品や缶、爆竹、危険物とみなされるものは持ち込み不可(セキュリティチェックがあります。ボトルのカバに注意!)
- 深夜0時45分〜1時ごろには、安全のため退場になります
- プチ仮装とかしている人もいるので、好きな人は何か身につけていきましょう!
2026年の情報です。最新情報はマドリード市観光局や大手メディアのウェブサイトで確認しましょう。
マヨール広場には観光局のインフォメーションセンターがあります。その他の観光情報なども知りたい場合は直接行ってみるのもよいかも。
12粒のブドウと赤い下着は必須?!
必需品は12粒のブドウとカバと赤い下着。年が変わる時に、広場にあるマドリード政府庁舎の大時計の鐘が12回鳴るのです(除夜の鐘みたい)。その音に合わせてブドウを一粒ずつ食べるという習慣があるから。

12粒を食べ切ることができたら・・・新しい年の12か月を幸せに過ごせるのだそう。始まりは、20世紀初頭にアリカンテでブドウが余ったことがきっかけだとされています。
このカウントダウンの様子はテレビでも中継されるので、自宅でテレビをみながらブドウを食べる人も。年越し用に、缶詰やビニール袋に入ったブドウがスーパーや道ばたで売っています。
さらに、赤い下着を身につけると恋愛運が上がる?!そうです。
鐘の音は聞こえる?広場の様子と寒さ対策
年が明けると同時にカバで乾杯して、みんなキスとハグの嵐(スペインでは友達同士でも挨拶でほっぺにキスするのです)。
とにかく広場は大混雑で、結局鐘の音は聞こえてこなかった…でも、鐘の音に合わせてブドウを食べたら、よい年がやってくるような気がしてきました。
バルセロナなら「プラサ デ エスパーニャ」へ
バルセロナのカウントダウン会場は、「プラサ デ エスパーニャ」がら続く「レイナ マリア クリスティーナ通り」。音楽、花火そしてドローンや噴水のショーまであります。ちなみに「カタルーニャ広場」にも、乾杯しようとたくさんの人が集まります。

- 入場は無料。ただし人数に限りがあるので、早めに行くのがおすすめ(21:30から22:00が開場)
- 入り口は広場にある2本の塔(ベネチアンタワー)の辺り。手荷物チェックと、金属探知機があります
- ガラス瓶、缶、危険物とみなされるものは持ち込み不可(ボトルのカバに注意)
- ショーそのものが始まるのは、23:50から。その前にも音楽はかかっています
- 地下鉄は大晦日の夜、一晩じゅう運行。広場には「エスパーニャ駅」(L1・L3)あり
※2026年の情報です。最新情報はバルセロナ観光局で確認しましょう。(インフォメーションセンターはこちら)
年が明けたらフィエスタは朝まで!

新しい年を迎えた後は、それぞれクラブへ繰り出して踊ったりバルへ行ってお酒を飲んだりとフィエスタは朝まで延々と続きます。
私は通りがかりで見つけた、みんながノリノリで踊っているバルで過ごした。
夜遊びのシメはチュロス!
一晩中おしゃべりして、踊って、体力はほぼゼロ。しかも明け方のスペインはひんやり冷えます。そんな時にスペインの人たちが最後に立ち寄るのが、「チュレリア」か「チョコラテリア」です。
朝まで遊んだらチュロスでしめくくる?!
「チュレリア」とは、チュロスの専門店のこと。揚げたてのチュロスには、砂糖がたっぷりまぶしてあります。これだけでも元気が出そうですが、ベストな組み合わせは温かいチョコラテ(ホットチョコレート)です。
チュロスをさらにあま〜いチョコラテにたっぷり浸して食べると、あっという間に体力が回復。冷えて疲れきった体に染みわたる甘さは癖になります。
チュレリアに限らず、チュロスが食べられるカフェや「チョコラテリア」(ホットチョコレートのお店)もあるので、お店の人に聞いてみてくださいね。
(「プエルタ デル ソル広場」のすぐ近く)1894年創業の老舗で、年末年始は夜通し営業していることで知られています。
バルセロナ:「Xurreria Trebol」24時間営業。※私は疲れて宿は直行だったので、チュロスを食べたのは別の日です。元旦の営業時間はインスタなどで確認しましょう。

「Swiss Chocolate」という名前のチョコラテがこのボリューム!スイスの雪山をイメージしているのかな?クリームたっぷりチュロスにチョコラテと生クリームダブルで楽しめる。
1月1日はどうやって過ごす?!
新年の1月1日は祝日。プラド美術館など休館で、スーパーや商店もほとんどが休業。前日の疲れをとって、ゆっくり休むのにぴったりの日。
前日と打って変わって人がまばらで、私は広場に行ったけれど閑散としていてました。

騒ぎの後の道に捨てられていたゴミとか綺麗に片付けられいたのが印象的。柵を撤去中かな?

プエルタ デル ソルのシンボル?!クマの銅像もカウントダウン対策で、柵できちんとガードされていた。

私は食べ物を買い置きしていなくて、新年最初の食事は「ムセオ デル ハモン」(生ハムの専門店)の生ハムがのったトースト。 これはこれでスペインらしい良き思い出。
夜は日本から来ていた友達とマドリードの友達とその友達と、開いているバルに行ってしっかり食べました!
もう1つのクリスマス「レジェス マゴス」
年が明けて間もない1月6日は、スペインのもう1つのクリスマス「レジェス マゴス」(東方の三賢者の日)。

1月5日にはパレードがあり、子供たちがプレゼントを開封するのが1月6日の朝。スペインのクリスマスは、12月25日では終わらないのです。
「レジェス マゴス」とは?三賢者がプレゼントを運ぶ日
登場人物は、東方の三賢者(メルチョル、ガスパル、バルタサール)。彼らはイエスが誕生したときにやってきた新約聖書に登場する王様のこと。
この三賢者がラクダに乗って、1年間よい子にしていた子供たちだけにプレゼントを持ってやってくるのです。
三賢者は、5日の夕方に街へ到着。パレードで街を練り歩いたあと、夜のうちに子どもたちの家へプレゼントを届けてくれます。子どもたちは、6日の朝にそのプレゼントをみつけます。
1月5日の夜、三賢者がやってくる!バルセロナのパレード
私が見たのはバルセロナ。クリスマスみたいなイベントだけあって、パレードの演出が凝っているんです。
三賢者は、バルセロナにはなんと船でやってきます。ラクダではなく船というのが港町バルセロナならでは。サンタクロースがハワイにはトナカイでなく、サーフィンに乗ってやってくるみたいな感じかな。
港に着いた三賢者は、市長に迎えられて街の鍵を受け取ります。この鍵は、バルセロナじゅうの家の扉をあけられるのだそう。この鍵で家に入って子供たちにプレゼントを置いていけるんだよ、と後から聞きました。

パレードではいろんな山車が街中を練り歩いていて、沿道にアメやお菓子を投げてきます。投げてくるというか降ってきた感じ。アメをキャッチするのに子供だけでなく、子供のためにとアメをめがけて飛び込む大人の姿も。
ちなみに、アメやお菓子が投げられるのは、行列の最後の区間です。最終地点に近いパラレル通りからプラサ デ エスパーニャのあたり。

そして、パレードの最後には、なぜか木炭が乗った山車。というのも、悪い子のところには、プレゼントではなく木炭を持ってくるというお話があるから。

火が点灯している木炭の後ろには、消防自動車と消防士の山車が続いていてくるのです。
パレードのスケジュール(2026年)
16:30: 三賢者がバルセロナ港へ到着
18:00:パレード開始
コース:シウタデリャ公園の近くを出発して、アベニーダ レイナ マリア クリスティーナ通りまで
※コースは年によって変わります。最新情報はバルセロナ観光局のウェブサイトかインフォメーションセンターで確認しましょう。
マドリードでも1月5日の夜にパレードがあります。2026年は18時ごろから、カステジャーナ通りをシベーレス広場まで進み、花火で締めくくられました。20万人を超える人出が見込まれる、大規模なパレード。
この時期に食べたいお菓子「ロスコン」と「トゥロン」
この時期のお楽しみが「ロスコン」と呼ばれる、丸いドーナツの形をしている大きなパン。パン屋さんの店頭に飾られているので目にする機会も多いはず。

このロスコン、実は中に小さな人形とソラマメが隠されています。人形を当てた人は「王様・女王様」に、ソラマメを当てた人は、ロスコン代を払うのが決まりというのがルール。
またクリスマスシーズンには、アーモンドでつくられた甘いお菓子「トゥロン」や、ショートブレッドのような「ポルボロン」が伝統的なスイーツもあります。
「ポルボロン」は、包みを開封する前に潰して食べるのが定番。そして口に入れて、溶けてなくなる前に「ポルボロン、ポルボロン、ポルボロン」と3回唱えられたら願いが叶うと言われています。楽しさと美味しさが詰まったクリスマスならではのお菓子。
スーパーでも売っているので、お土産にオススメ。でも1月6日は祝日で、お店はほとんど休み。おみやげは、5日までに買っておきましょう。
新年はバーゲンで幕開け!
カウントダウンに、レジェス マゴス。約1週間で、スペインの年末年始のメインイベントを2つも楽しんできました。さらに!もう1つお楽しみが待っています。それが、新年のバーゲン。

セールの写真がなかったのでバルセロナのボルン地区。スペインの冬の空はなぜか夏よりもいっそう澄んで見えた。
店頭の「Rebajas」は、バーゲン開催
ヨーロッパのいくつかの都市では、年明けからバーゲンがスタート。スペインでは、店頭のあちこちに「Rebajas(レバハス)」の文字が並びます。これが、バーゲン開催中というサイン。
スペインブランド、ヨーロッパブランドなどいつもよりもお得な価格で入手できるのです!
注意したいのは、マドリードとバルセロナでバーゲン開始の日が異なること。一般的にマドリードは2日から、バルセロナはレジェスマゴスが終わった7日以降。ブランドによってももちろん違うのでそれぞれの公式情報を確認しましょう!
免税(タックスフリー)で、さらにお得に
日本に住んでいる(EU非居住者)旅行者だと、買い物の付加価値税(IVA)が払い戻される「免税」制度を利用できます。
スペインには制度上の最低購入金額がないため、少額の買い物でも手続き可能(※ただ、店舗によっては独自の下限を設けている場合や、少額すぎると手数料でほとんど手元に戻らない場合もあるため注意しましょう)。
詳しくはこちら。手続き会社(Global Blue)を通すやり方。
どこに泊まる?年末年始スペイン旅行の予約リスト
ホテル
マドリード
「ラス レトラス地区」:初スペインでマドリード(ひとり旅)ドキドキしながら選んだエリア。
下町っぽい雰囲気にサンタアナ広場近くにバルがたくさんあって大のお気に入りの場所。それ以来、だいたいこのあたりに泊まっています。
東の「Calle de Echegaray」、「西の「Espoz y Mina」北の「カレーラ サン ヘロニモ」、南は「ウエルタス通り」に囲まれたエリア。
プエルタ デル ソルもすぐそば。下の地図で星マークで囲ってあるので参考にしてみてください!
マドリードは首都なのに、主要観光地や地区はコンパクトにまとまっていて歩いてまわれます。
ボヘミアンな雰囲気が好きな人:「ラ ラティーナ地区」のホテルを見る
このあたりに泊まっていなくてもバルが立ち並ぶ「カバ バハ通り」には是非行ってみてください!洞窟みたいなつくりのバルが気に入った。
バルセロナ
大晦日のカウントダウン会場まで歩いて行きたい人:「プラサ デ エスパーニャ」周辺のホテルを見る
旧市街やボヘミアンな雰囲気、ローカルなバル巡りが好きな人:「ゴシック・ボルン地区(シウダ べリャ)」のホテルを見る
ガウディ建築に囲まれた、洗練された大人の雰囲気が好きな人:「アシャンプラ地区」のホテルを見る
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