ヨギでなくても大丈夫!ヨガの聖地インド「リシケシ」の過ごし方

世界中からヨガ愛好家が集まるインドの「リシケシ」。ヨガの聖地として知られているのでヨガをしない人は楽しめないのでは……と、行くのをやめてしまうのはもったいないのです。

地元の人も強烈な客引きとかなく、聖なるガンジス川とそこに架かる大きな吊り橋、山々に囲まれた風景は、誰もがリシケシを気に入るはず。

現地の人との触れ合うことが旅のモットーな私だけれど、他の国からのユニークな観光客とも知り合えた場所。

ヨギ(ヨガ愛好家、ヨガを生活に取り入れている人のこと)でない人でも楽しめる「リシケシ」のおすすめの過ごし方を紹介します!

スポンサーリンク

リシケシってどんなどこ?

リシケシの観光の中心はガンジス川と2つの巨大な吊り橋「ラクシュマン ジュラ (lakshman jhula) 」と「ラム ジュラ (ram jhula) 」周辺。

ガンジス川とお寺の風景
2つある橋のうちのひとつラクシュマン ジュラ
100年近い歴史のある「ラクシュマン ジュラ (lakshman jhula) 」は安全面からクローズし、隣にガラス張りの「Bajrang Setu」橋が建設中で2025年6月末完成予定。現在ではボートで対岸に渡ることができます。

「ラクシュマン ジュラ」にあるメインストリートの「ラクシュマンジュラ ロード」はお寺、ヨガスクール、民芸品店、レストランが立ち並んでいます。そしてチャイショップやストリートフードもあり、ツーリストとローカルの両方の雰囲気が混在している場所。

ラクシュマンジュラ通りの様子とお店

この通りをしばらく歩き続け車が通れない田舎道への分かれ道に入っていくと、一気にのどかな風景に。この道がもう一つの橋「ラム ジュラ」に続いています。

ガンジス川に沈んでいく夕日
ラクシュマン ジュラ地区からラム ジュラの途中で見えた夕日

この周辺にはアシュラム(スピリチュアルコミュニティまたはスタディセンター)があったり、お店の様子が一気にローカルな感じに。

通りを走る4人乗りバイク
インドではごく普通の光景 バイクに4人も乗っている!

「ラクシュマン ジュラ」はより発展していて、「ラム ジュラ」はインドらしさがより残っている感じです。

ラム ジュラ周辺の昼間の様子

またリシケシはヒンドゥー教3大神の一つシヴァ神への信仰が深い場所。見て回るのが大変なほどお寺や銅像がたくさんあるのです。

リシケシのシヴァ神の銅像を塗っているしている男性

自然に囲まれた高地にある「タポバン」で過ごす!

リシケシのもう一つのエリアがヒマラヤ山脈に囲まれた美しい「タポバン」。ヨガや瞑想の教室がたくさんあり穏やかにも過ごせるし、滝や洞窟、トレッキングなどのツアーもあり自然のアクティビティも楽しめます。

カフェからのガンジス川とお寺の風景
タポバンエリアのカフェからの風景

おしゃれなレストランやカフェも多く、この辺りからはガンジス川を上から眺めるまた違った風景。

スポンサーリンク

リアルタイムで生活感たっぷりなインドの1日を観察?!

リシケシにはガンジス川ビューのカフェがいくつもあり、食事をしたりチャイを飲みながらまったりとした時間が過ごせます。目の前に広がるガンジス川は、多くの人がイメージする汚染は少なく、流れも見た目は穏やかな川。

ガンジス川とラクシュマンジュラ
ガンジス川沿いのカフェからの風景

お気に入りは座敷タイプのテーブルがあるカフェ。椅子とは違って座布団に座るっていうのがさらに落ち着き、2杯目のチャイに手が出ることも。

座布団に座ってチャイを飲む人たち

ガンジス川と山が目の前に広がる風景とは対照的なのが、リシケシの町の様子。屋台のチャイを飲みながら人々の様子を眺めて過ごすのもインドならでは。

カートに乗ったインド人女性
ラムジュラ近くのインドらしい風景

バイクのクラクションにも動じない牛、食べ物を狙い奪っていく猿、オレンジ色の布を身にまとっているサドゥと呼ばれる修行者、買い物帰りの地元の人など、生活感が溢れています。

ノンアルコールでも盛り上がるナイトライフ!

聖地リシケシでは、レストランでアルコールは置いてなく、ベジタリアンフードも豊富。ピザやフムスやファラフェルなどインド料理以外のレストランが多いので、カレー風味に飽きても食べ物に困ることはありません。ただし、レストランの多くは11時頃にはクローズしてしまいます。

フムス、ピタパン、ポテトがのった一皿
無性に食べたくなることがよくある。くせになる味のアラブ料理

夜更かしの必要もなくノンアルコールなリシケシのナイトライフ。退屈?そんなことはありません。インドの民族音楽を生演奏するレストラン、ジャムセッションなどがあり、アルコール無しでも十分楽しめてしまうのがインドマジック!

インドの民族音楽を演奏する人たち

ジャムセッションは遠慮は不要、飛び入り参加も大歓迎。インドの伝統的音楽はDevi Music Ashram、ジャムセッションはSocial Soul Cafeなどで行われています。

心が清められる滝にうたれてみる!

中心地からほんの少し歩くだけで山の広がる風景へと変わり、車のクラクションや喧騒から脱出することができるのがリシケシの特長。水遊びのできる滝と洞窟があり隠れ家的スポット。

川沿いに立つ人々が見える洞窟からの風景
洞窟を通って川に辿り着く時に撮った一枚

「ラクシュマン ジュラロード」を「ラム ジュラ」と反対側(北側)へ歩き続けると最初に小さな滝が右手にあります。水がダイナミックに流れていて、ナチュラルマッサージを受けているかのよう。

滝に打たれる女性

ここでも十分にリラックスできますが、さらに2kmほど歩き続けるともう一つの滝が。

当時はこのチャイショップが右手にあって目印だった。今でもあるのかな。ここは「Himnish waterfall」のはず、でも違ったらすみません。さらに先に行くと他にも滝があります。

ローカルなチャイのお店に座っている男の人たち
滝の入り口にある超ローカルなチャイのお店

メインストリートから脇の道を入っていくと最初の滝よりも大きな滝があり、半日ぐらいのんびりと過ごしていたい場所。ここの水は、山の上のシヴァ神のお寺から流れて来ているので、聖なる滝だよと、教えてくれた。

リシケシにある滝に立つ人たち
体調があまりよくなく上まで登れなかった私

滝の近くには洞窟もありとっても静かに過ごすことができる穴場スポット。ガンジス川に入る勇気がない人でも、聖なる水で心も体も清めてみてください(女性はインドでは滝でも水着にならず、Tシャツ、短パンなどで入りましょう)。

毎日がお祭りのようガンジス川のパワーを感じるアルティはマスト!

インドでガンジス川流域の街ではアールティは必須。これを見逃してはインドを旅したとは言えません。今日は何かのお祭り?と思ってしまうほど毎日が大混雑、そしてインドの人々の信仰深さを目の当たりにする光景です。

ニケタン アシュラムのアールティを待つ人たち

スタート時間は日の入りに合わせて6時か6時30分(時期によって変わります)。30分前集合が鉄則というほど、場所によっては次から次へと人が流れ込んできて座る場所どころか中へ入っていくことも難しいのです。

ニケタンアシュラムでのアールティが始まる前の様子

このアールティが催される場所の一つが「Parmarth Niketan Ashram」。川の向こう側に沈んでいく太陽をバックにガンジス川に神聖な火と祈り、聖歌を捧げる儀式は、真のインドを感じられます。

夕暮れ時のパーマスニケタン
ガンジス川に沈んでいく太陽が見える

またこの場所には、孫悟空のモデルにもなったインドの猿の神様「ハヌマーン」の銅像や壁画もあります。ヒンドゥー教のあっと驚く世界観にどっぷりとつかってみましょう。

リシケシのハヌマーンの銅像

ハヌマーンが描かれたお寺の壁

バラナシよりずっと綺麗なガンジス川で沐浴!

聖なるガンジス川で沐浴してみたい!と思う人も多いでしょう。バラナシでは勇気が出なくてもリシケシのガンジス川はずっと綺麗。

ガンジス川で沐浴する人たち

見た目よりも実際に入ってみると川の流れが早いので注意しましょう。インド人や他の人が沐浴している場所を選ぶといいかもしれません。

そして、リシケシではガンジス川でラフティングもできます。

程よい街の大きさと自然が人気の秘密

歩いて見て回れる街の大きさと自然がすぐそばにあるという理由もあってかヨギ以外の多くの旅行者も訪れる場所。ヨガの聖地として有名な場所なのでヨガ以外には楽しめないのでは?ということは全くありません。

また、日本では未体験でもヨガを始めるのにはリシケシがおすすめ。1回のクラスから参加できるので気になったら是非試してみてくださいね!

「Trip.com」の特徴!
航空券・ホテルの種類が豊富
魅力的な価格
航空券では受託荷物の有無や運賃規定ごとに細かい料金設定あり
わかりやすい日本語表示
スポンサーリンク
スポンサーリンク
ガンジス川とそこに架かる吊り橋
最新情報をチェックしよう!
>終わりなき旅日記〜Travel Life Diary and more

終わりなき旅日記〜Travel Life Diary and more

¡Eat, Travel, Yoga!〜食、旅、ヨガ

世界の食べ物、旅行、ヨガなどの日常まで。日本や世界で自分の目で見たこと、体験したことを気の向くままに綴った日記。ローカル情報、世界の食レシピ、ヨガについてなど、旅行しているような気分になる、今すぐ旅立ちたくなる内容をお届けしています!

error: Content is protected!!! このブログの内容のコピーは禁止されています。