オラ!tomococoです。
ブラジルをバックパッカー旅行していた時のこと。見えない力で引き寄せられるかのように?!カカオ農園を訪れることになったという話を紹介します。まさかこんなに近くにカカオ農園があって訪れることができるなんて計画になく、というか考えてもいなかった。でも潜在意識の中で探していたんだとすごーく感じられるのです。
カカオ農園での滞在記も含め、長い話なので何回かに分けて紹介します!今回はカカオ農園との出会いまでについて。
流れにまかせてたどり着いた場所・バイーア州の「イタカレ」
ブラジルのバイーア州にある「イタカレ」はサーフィンスポットとして有名なビーチと自然が溢れる小さな街。(この街に来た経緯もストーリがあるけれど、ブログに書くほどでもないかなと思うので、流れにまかせてたどり着いたと言う感じかな。)
この辺りは、ブラジル有数のカカオ産地で「カカオコースト」と呼ばれるエリア!
で、カカオ大好きな私が、この街の近くにはカカオ農園があるということに、ある時まで全く気づいていなかった、不思議な話。長く滞在する予定ではなかったのに、気がついたら1ヶ月ぐらい経過していた。そんなある日のこと……
ロージーと数ヶ月ぶりに偶然の再会!
イタカレに滞在していた頃に日課としていたのが、川と海の合流地点でサンセットを見るということ。日本にいたときにサンセットをみるなんてしたこともなかったのでなんて贅沢な生活!と実感していた日々。とにかく綺麗だし、散歩がてらちょっとした知り合いにも会ったりできお気に入りのルーティンだった。
イタカレは小さな街なのでその辺ですぐ知り合いに会う(良くも悪くも)。さらに同じような時間の過ごし方をしているのか、同じ場所・同じ時間帯に知り合いや見かけたことのある人に出会う。さて、いつものように出かけていくと、いつもの知った顔がやっぱりいる!
この日はさらにちょっとしたサプライズがあって、イギリス人のロージーに声をかけられたのです。彼女とは数ヶ月前にサルバドールにあるカポエイラのクラスで知り合った。その後しばらく空白期間があり、イタカレで偶然再会。これも何かの縁だと本当に思う。
ある街で知り合った旅人と、また別の街で偶然会うというのは、バックパッカーの間でどこの街を訪れるかという「定番ルート」があるからよくある話。でも彼女とはサルバドールで知り合ってからしばらく時が経っていたので、びっくりした。
お互いこれまでの旅と今後の旅について話していた時に、ロージーが「今度カカオ農園にボランティアをしに行くのよ」と。そこで私は「は???」ってなった。「カカオ農園?」そういえばところどころでカカオの木や実を見かけたりしていたけれどカカオ農園を訪ねるという発想にまで結びついていなかった。直感で私も行く!ってなった。
この再会って「私をカカオ農園に導こうとしているの?」
カカオ農園へ導かれるかのように
カカオ農園に行く!と決めた私は、早速オーナーに連絡を取り始めると同時に、イタカレ周辺のカカオ農園について情報収集していた。これまで全く気が付かなかったけれど、近くにはカカオ農園がいっぱい。ただどこでもボランティアを雇っているっていうわけではないし、場所によっては宿泊施設があって、お金を払って滞在するっていうところも。
なので、まずはロージーが行くというカカオ農園に行こうと決めた。でも電気も電話の電波もないカカオ農園、それにのんびりし過ぎるバイーアの生活リズムも重なって、返事が来るまでちょっと時間があった。
そしたら、ある日ホステルで働く人が「カカオ農園のオーナーが近くのレストランにいるよ」って教えてくれた。仕事柄知り合いの多い彼。私がカカオ農園についてリサーチしてるのを知って教えてくれた。これもチャンス!メールの返事を待つよりも直接話す方がいいに決まってる!ということで、レストランへ行って話をしてその後、ちゃんとメッセージも届いて、カカオ農園に行けることになった。
文章で書くとスムーズに行けた感じがするけれど、かなりのステップを踏んでいて時間もちょっとかかった……
なんかこういうところ、ブラジルらしい、というかバイーアらしい。何かを探していると誰かが現れていつも情報をくれたり、そこへ結びつけてくれたり、親切なのか、単におしゃべり好きなのか。
そして少し強引?と思うぐらいにどんどん話していかないと、逆にチャンスはやってこない。私がブラジル、特にバイーア州で感じたこと。
ロージーとは本当に不思議な再会(そしていろんなところへ一緒に出かけた)。彼女は私よりも先に農園を訪れ、そのあとは別の街へ行く予定だったのでカカオ農園での再会はなかった。
で、これをきっかけにその後もいろんな縁があり、別のカカオ農園やチョコレートをつくっているコミュニティも訪れることに。すごいぞーバイア!!!