ヨガの聖地として知られ、ヨギでもそうでなくても、充実して過ごせインドらしさがありながらもストレスフリーな街「リシケシ」。外国人観光客も多く、食べ物とレストランの選択肢がたくさん。
インド風朝食、インドらしからぬお洒落なカフェ、ヨギが好むベジタリアン料理、屋台で売ってるこれぞインドなストリートフード、あま〜いスイーツにもちろんインド料理もあります。食べたい物がありすぎてもう一つ胃袋を欲しくなってしまうほど。
そんなリシケシで味わって欲しい食べ物をご紹介します!
朝カレーにチャパティ!癖になるインド風朝食
「インドの朝ごはんってやっぱりカレー?」という疑問とともにローカルレストランをのぞいてみた。
よく通った場所は、リシケシのガンジス川上流にかかる橋「ラクシュマン ジュラ」近くの「Bhandari Restaurant」(橋を渡る前のタポバン側)。「ラクシュマン ジュラ通り」にローカルなお店がいくつかあります。

やっぱりコーヒーよりもチャイが主流。チャパティの中にじゃがいもなどの具が入っている「パラタ」は人気で、私もお気に入りの一皿。ギーがたっぷり、トッピングにピリ辛のソース。

この通りに並ぶお店のほとんどでは、まるでパフォーマンスみたいに店頭で調理しているのを見ることができます。つくりたてのパラタは美味しさ倍増。
南インドで朝食や軽食に食べられるのがこのビッグサイズの「ドーサ」。でも皮は薄くパリパリなのであっという間に完食。
つけ合わせは南インドのカレー、「サンバル」。どろっとしていなくて日本のお味噌汁のようで、スパイスと酸っぱさがミックスした味付け。インドのヨーグルト「カード」と一緒に出てくることが多いです。
もう一つ南インドの朝食といえば「イドゥリ」。お米と豆の粉を混ぜてつくる蒸しパン。これにもサンバルとカードがついてきます。
北インドに位置するリシケシだけれど、ほとんどのインド料理レストランではインド全土の料理が味わえます。
あやしすぎる?!魅惑の屋台の数々
インドのこの上ない魅力が屋台の数々。多くの人、人力車、バイク、時には牛が行き交う隙間にある店構えと、陳列された食べ物は胃袋だけではなく、好奇心もそそられる。
「Trimbakeshwar Shiva寺」から吊り橋「ラクシュマンジュラ」にかけて巡礼グッズや、インドのプレート料理「ターリー」やチャイを売るお店が並んでます。よーく見ると、靴磨きの人や、床屋さんまで、ジャンル問わずいろんなお店が混在。
お腹壊さないかなと心配になるかもしれませんが、病は気から。ということで、私は疑うことなく試してみました。でも衛生面で不安な人や、胃腸に自信がない人はご自身で判断してください!

地面に座り込んで売っているのは、一度食べたらハマってしまう「ベルプリ」。ベビースター、クラッカー、いろんな種類の豆、唐辛子にカットしたトマト、玉ねぎ、キュウリなどを混ぜたスナック。

この周辺では水分補給として、ソーダ水にレモンと氷のセットや、辛いソース付きでカットされただけのキュウリなども見かけます。
ガンジス川ビュー!くつろぎのカフェ
1日に何杯もチャイを飲むのがインドの習慣。オススメはガンジス川をみながらくつろげる場所。外国人旅行者、そして短期間滞在するヨギも多いので、お洒落でのんびりできるカフェがたくさんあるのです。

上の写真と同じ場所、「ビートルズカフェ Beatles Cafe (cafe delmar)」から眺めるガンジス川。

ガンジス川を横目に畳に座布団で居心地がよすぎて危険な「OM Freedom Cafe」。
路上で売っているチャイは、通常砂糖が入っていますが、レストランでは砂糖なしを頼むこともできます。
甘いもの好きにはたまらない!スイーツいろいろ
イギリス生まれのバナナとクリームがのった「バノフィーパイ」。生まれて初めて食べたのがリシケシなので、リシケシが発祥かと思ったけれどそうではなかった。なぜか?リシケシのいろんなカフェで提供されています。
これは確か「リトル ブッダ カフェ (Little Buddha Cafe)」だと思うけれど、同じところに泊まってた旅人に連れて行かれて名前を覚えていないのです……(ここからもガンジス川が見えます!)
そしてインドではまった危険なスイーツ。色や形違いでたくさんあるけれど、味そのものはコンデンスミルクがベースのとにかく甘いお菓子。
kajuとはカシューナッツ、 anjirはイチジクのことだとあとで知ったけれど、甘い味しか記憶にない……ひよこ豆の粉を使っていたり、ピスタチオがトッピングされているようなものもありました。
中心地から離れた場所で買ったのだけれど、sweet shopと検索すればたくさん出てきます。
下流にかかるもう一つの橋「ラムジュラ」付近も屋台が充実!
「ラムジュラ」の近くには写真のような商店街もあります。橋の東側のガンジス川沿いの道には特に夕方から夜にかけて屋台が出ていました。
毎日夕方6時ごろから、近くの「ニケタン アシュラム」でガンジス川で行われる儀式「アールティ」があるので、その前後に立ち寄ってみてください。
どれもこれも食べてみたくなるけれど人気の一つが「アルーティッキ (Aloo Tikki)」。

アルーとはじゃがいものことで、衣のないコロッケのようなもの。つぶして、これにお店オリジナルのソース(大概がピリ辛)をかけてくれます。

他にも、揚げ物がたくさんあるインドの軽食。じゃがいもやパンなどにターメリック入りの衣をつけて揚げた、インドの天ぷら「パコラ」からスナック菓子まで。
これは「カチョリ (Kachori)」かな?サクサクしていて美味しかった。たくさんの種類の揚げ物が売っているお店があるのでいろいろ試してみてください!
ナンと絶品カレーの数々!
インドに行ったらやっぱりカレーは食べておきたいもの。ラクシュマンジュラ橋の近くラクシュマンジュラ通りにある「J.G.B. Purple Dhaba(パープルダバ)」は、店先の釜で焼くナンが目印。でも日本のナンみたいにふわっとしていなくて周りがサクサクの平たいパンみたいな感じ。

こってり系からスープ無しのカレーまで種類が豊富。迷った時には、ターリー。数種類のカレーにナン、ライスとお得。ターリーにも基本からベジタリアン、なんとヨギ向けにニンニクと玉ねぎ抜きのターリーまであるのです。(ニンニクと玉ねぎはエネルギーを刺激するというヨガの教えから)
ここで食べたビンディ マサラ(オクラのカレー)がとにかく美味しかった。リピートしたかったけれどこのメニューに気づいたのが最終日だった……
また、写真のインドのチーズ、パニール入りのカレーはインド滞在中に絶対に試しておきたいメニューの一つ。
同じ通りにもう一つインド料理の美味しいお店があって行ったけれど、今は無くなってしまったみたい。
ヨガの聖地でありグルメな街リシケシ!
小さな街なのに休憩できるカフェやバラエティ豊富なレストランがたくさんあり、料理のレベルも高いのが特徴。ラッシーの写真がないけれど、もちろんラッシーもあるし、モモという餃子みたいなチベット料理まで、日替わりでいろんな料理が楽しめます。
リシケシ以外の場所でも見つけることができる食べ物もあります。でも街によって屋台のストリートフードが違ってくるので、リシケシでぜひ味わって欲しいです!