インドに着いて4日目、ハリドワールをしっかりと観光した2日間はあっという間に過ぎ、いよいよヨガのインストラクター養成講座(Teachers Training Course; TTC)が行われるウッタラカーシーまでバスで移動することに。
ウッタラカーシーまでは情報によると8時間ほどの移動。とはいえ、ここは日本ではなくカオスな国「インド」。驚きの絶景から予想外のハプニングもあったインドローカルバスで移動の巻!
「ハリドワール」からTTCの開催場所「ウッタラカーシー」まで移動!
デリーから駆け足でやってきたのは、翌日からスタートするTTCに間に合うようにするためで、ウッタラカーシーにはなんとしてもこの日に到着しないといけない。デリーですっかりだまされてしまった私は、前日に購入したバスのチケットまで偽物だったりして?とトラウマで疑ってかかっていたけれど、ちゃーんとバスがいて安心。
バスのチケットを買うときにリクライニングと言われたか、書いてあったので、てっきり、リクライニング=豪華なバスといメージしてたがそんなことはなく、やっぱりローカルバス。
インドのローカルバス事情?!
ハリドワールが始発のバスなので乗車した時は人もまばら。シートは90度、シート間隔も狭く、決して快適ではないけれど人が少ないだけよい、あーよかったって思ったのも束の間。停車する度にどんどん人が乗ってくる。人が乗り降りしている様子を見ていると面白んだけれど。席を確保できただけでもよかった、と思わなくてはいけないほどの人混みに。
そして道は舗装されているところもあるけれど、クネクネしてたり、状態が悪いところも多く、揺れる揺れる!警笛っていうか耳が痛くなるようなクラクションがうるさすぎ。必要ないのに鳴らしているんじゃないの?って思うほど。クラクションを鳴らしながら飛ばす飛ばす。これには結局最後までなれなかった……窓から外を見るとかなり際どいところを走っているのに、ドライバーはなかなかの腕前。
ふと気づくと山の上の方にいるからか寒い、気温が下がってる。ウッタラカーシーも寒かったらどうしようと不安に。でもしばらくしたら降ったみたいで暖かくなってきた。で、また上ったり下ったりの繰り返し。
まさかの絶景!インドの田舎は美しい
ガタガタ揺れるのに、まだ慣れないインドの生活からかなぜか眠れる。でも寝るのがもったいないぐらいの絶景!
緑が緑すぎる。そしていろんな緑に溢れている。バリのウブドとかにちょっと似ているけれど、こっちの方がスケールが大きい。
写真を撮りまくる。ガンジス川?って聞いたらそう、って言われた、多分ガンジス川の支流ではないかと。
緑豊かだからか川にもこの緑が太陽の光の反射して緑色!
ローカルなチャイショップでほっと一息
バスの旅の大好きなことの一つ。観光地ではないような小さな村とかに休憩の短い時間だけれど停まること。食べるの大好きな私にはそこでしかないようなものとか探すのが大好き。途中何回かトイレ休憩とチャイ休憩
ランチ休憩ではお腹空いてなくってチャイを飲んで、サモサを食べた。
これぞインド!どこでもチャイ。なんかほっとする1杯。こういう田舎町では砂糖入り・砂糖なしの選択肢なく1択で砂糖たっぷりなんだけれど逆にそれがぎゅうぎゅうづめの揺れまくる直角シートで疲れた体に染みわたる。
やっぱり?!想定内?まさかのハプニング!
ウッタラカーシーまであと1hっていうところで渋滞があって何かと思ったら……
落石でまさかの通行止め。ああ、どうしようと思いながらも、近くまで見に行ってみた。
シャベルカーがいて、石を避ける作業をしてくれてたけれど、まだコロコロと石は落ちてくる。一体何時に私は到着できるのだろう……と行き先が決まっていても不安になる。と、思っていたら不安に思う必要なかった、幸い10分程度で渋滞が解除された!奇跡
(アシュラムに着いてから、別の生徒は5時間近く待っていたと。事故がなかっただけでなく短時間で脱出できたのは幸運だった)
ちなみにこの辺りは雨の時期には落石が多いから時間に余裕を持って移動してね、とアシュラムから事前にメッセージをもらっていたのを思い出した。
7時ごろ出発、休みなく走って約8時間と聞いていて、落石事故があったのに、3時30分ごろ意外と予定通り?に到着。この時間に到着できたのはドライバーの腕前?!
ガンジス川が目の前のTTCの会場にやっと到着!
ウッタラカーシーからシヴァナンダ・アシュラムがあるネタラまでは約8キロメートル。タクシーは300ルピーって言われて、うーん300ルピーかどうしようって一瞬考えたと同時にこの日の朝に、20ルピーで行けるよって教えてもらったことを思い出す。で、聞いてみたら、シェアのタクシーがあると。中心地から300メートルぐらい離れた乗り場から地元の人が利用するようなシェアタクシーで無事に到着!
TTCの担当者からは「5:30までに到着してね、何かあって遅れてしまったら、ウッタラカーシーにたくさんゲストハウスがあるからそこに泊まってね。」というメッセージが届いていたので、ほっと一安心。
時間にルーズな私だけれど、結構こういうケースではちゃんとメッセージを読んで言われたことを守る純日本人って感じたのは、もちろん多くの生徒がこの日の夕方までに到着していたものの、交通トラブルとかで夜に到着していた人とか、翌日にやってきた人とかいたってこと!なんとかなるものだー
時間通りに着かないとっていうプレッシャーから、デリーから高いお金払ってタクシー飛ばしてきたんだけれどね(←しつこい)。
写真で見て一目惚れにしたこの場所、ガンジス川が目の前を流れるアシュラムでのTTC。
今日から約1ヶ月間ここで缶詰状態でヨガをみっちり習う、というもう随分と昔のことになる高校生の時のテスト前や大学受験で勉強した時のように。
〜続く〜