前回は初インド2日目、初めての街「ハリドワールの様子」をお届けしました。
ハリドワールに滞在したのはたったの2日間。1回でまとめたのだけれど、もう少し紹介したいこともあって今回は2日目の回顧録。
といってもやったことはアールティ、食べ歩き、マンサ デヴィ寺院訪問ぐらい。でも「Kanwar yatra(カーンワル ヤトラ?と読むのかな)」というシヴァ神のお祭りで、巡礼シーズン真っ只中。いろんな発見のある楽しい2日間となりました。
ヒンドゥー教の聖地「ハリドワール」はシヴァ神の街!
ハリドワールはヒンドゥー教の聖地のひとつ、ということぐらいしか知らず、ほぼ無知のまま訪れた私。巡礼者、老若男女問わずインド人に囲まれ最初から圧倒されまくり。
というのも、ちょうど「Kanwar yatra(カーンワル ヤトラ?)」というシヴァ神のお祭りの時期だったのです。そういえばその後にリシケシでこのお祭りに遭遇した私。ノンアルコールであんなに盛り上がれる群衆を見たのは最初で最後。
そう、ここはシヴァ神の街。実家の最寄り駅の広場に地元の英雄・武田信玄の銅像があるように、ここでは駅を出てすぐのところにシヴァ様の銅像が。
私は見れなかったけれど駅から3キロぐらい歩くとこんな大きなシヴァ神の銅像もあります(Googleマップが開きます)。
そしてシヴァ神の”象徴”、シヴァリンガをつくっている職人たち(バラナシとかでも見かけた)。
ハリドワールの街がいつもこんなに賑わっている場所なのかは知らないけれど、私が訪れた7月最後の2日間はすさまじかった。この年はちょうど8月の頭からお祭りだったそう。
カーンワル ヤトラとは、シヴァ神の信者の聖地訪問。カンワールと呼ばれるド派手なお神輿みたいなのを担ぎながら巡礼し、ガンジス川の聖水を自分の街まで持ち帰ると言っていた。
「ハリドワール」だけでなく「リシケシ」さらにその先の「ガンゴートリー」まで行く人もいるのです。ガンゴートリーについてはこちら。
インドの山奥にあるガンジス川源流の村「ガンゴートリー」。標高3048メートルにあるヒンドゥー教徒の主要な巡礼地なのです。そして、その先のガンジス川源泉の地「ゴームク」までのトレッキングの起点としても知られています。近くにあるヨガのア[…]
バスのチケット購入と朝ごはんの幸せなひととき
翌日の朝にはハリドワールを出発しないと行けないので慌ててチケットを買いに。私が目にしたインドのバス停とか電車の駅は、常にこんな感じで四六時中混み合っていた。
今日のこの後の予定はマンサ デヴィ寺院とアールティに行くだけなので時間はたっぷり。
歩いていたらこれまた魅力的なものを発見!インドのスナックや豆をスパイスとミックスしていた。
これはインドの別の街でこの後何度もリピートした大好きなストリートフード。名前が「ベルプリ」と音がなんともいえない可愛らしさ。
駄菓子屋みたいな感じでスナックがいっぱい、しかも大好きなナッツも並んでいる。ベビースターみたいなのは麺の細さか、原料が違うからなのか、同じようなのが何種類もある。
シンプルだけれど食感といろんなスパイスが混ざった味が超好み。日本でも再現できそうだけれどこれだけの種類を用意するのが大変かな。
これではお腹がまだ満たされないのと暑くて体力が失われつつあり、ラッシーが飲みたくなった。
で、アイスクリームを入れるような器に入った大きなラッシーと、揚げ物も売っていたのでつまみにしてみた。
やっぱり神頼み!願い事が叶う「マンサ デヴィ寺院」
ハリドワールには他にも寺院があるけれど、願い事が叶う、眺めがいい、徒歩圏内と3拍子揃った「マンサ デヴィ寺院」行ってみることに。
メインストリートにあるこの看板のあたりから小道を入った記憶が。わき道にもお参りグッズとかたくさん売っているお店がずらり。
そういえばお供物と一緒によく見かけた殻付きのココナッツ。どういう使い方をするのか謎のまま。
あとはひたすら坂道を登っていくだけ。
人が立ち止まっているなと、思ったら、やっぱりいた、お猿さん。街中でも何度か見かけたけれど、彼らは食べ物を狙っているので手に食べ物とか持ちながら歩くのは超危険!!!
カラフルなゲートを通る。
ロープウェイ組をちょっと羨ましく思い、ガンジス川を上からちら見しながら歩き続ける。
途中にチャイ屋さんとかあって休憩してる人をちらほら見かけた。
ロープウェイからも見れると思うけれど、歩いてのぼった後にこういう景色が目の前に現れる瞬間がたまらない。
さて、寺院の中は小さくて人混み、みんな早歩きだったぐらいの記憶しかなく、こんな手ブレ写真が残ってた。願い事を叶えてくれるマンサ デヴィ女神が祀られているとのことなのでしっかりとお願い事をしてきました。
寺院だけでなく、行き帰りの歩いた道も含めて総合的に楽しめた場所。
おやつ?夕ご飯? 旅行中あるあるの乱れすぎな食生活
歩いて小腹が空いたけれど暑さもあり食欲がそんなになく、この日2杯目のラッシー。
そのあと、昨日の夜に見かけて気になってた黄色いラーメンみたいなのに練乳みたいなのを、どばっとかけた激甘スイーツを実食。
買ったことを後悔する甘さで、これは最初で最後、お蔵入り。夜の散歩中に見かけた、大鍋で大量生産しているお店。そんなに人気のデザートなのかな。
やっぱりマントラが聞きたい!アールティリベンジ
そのままアールティ会場の「ハリ キ パウリガート(ハリキパイリガート)」へ。この日は勇気を出して人混みの中に入り近くに行ってみた。
マントラが聞こえこれぞアールティという雰囲気(正確に言うと初めて近くで見たのでこれがアールティか!という感想)。勝手に一体感を感じていた。
さて、ちょうど満月の時期で、ガンジス川と満月の神秘的なコラボを見ることもできた。
アールティの後も人だかりは絶えず、夜の沐浴タイム。暑いので気持ちよさそう。
今思うとこの時期に予約もせず、飛び込みで宿が取れたのはラッキーだったのかな?ちなみに駅からも近い「Jassa Ram通り」に安宿があり、「Hotel Ashok」というところに泊まっていました。
ハリドワールは、バラナシみたいに強烈な客引きはいなくて、写真を撮りたがるインド人が私の限界を超えた時に絶叫しかけたけれど、嫌な気分になることはほとんどなく、むしろ気に入った場所。
やり残したことといえば、早朝のアールティを見たかったなということかな(早起きが苦手なのと時差ボケとかあって起きれず)。
では、また!