自宅にいながらカフェで飲むようなエスプレッソがつくれてしまう優れものが、ビアレッティ社のマキネッタ「ブリッカ」。マキネッタとは、直火式エスプレッソマシーンのこと。
いろんなメーカーのマキネッタがあるけれど、クリーミーな泡(クレマ)ができるのが「ブリッカ」の大きな特徴。
家でクレマをつくれるのかなあと疑問もあったけれど、「ブリッカ」のおかげで毎日のコーヒータイムが激変!し儀式化したのです。「ブリッカ」のメリット・デメリットとおすすめの飲み方も一緒に紹介します。買おうか迷っている気になっている人必見です!
直火式エスプレッソマシーンとは?ビアレティの「ブリッカ」とは?
「マキネッタ(直火式エスプレッソマシーン)」とは写真のような形をしているコーヒーマシーンのこと。マシーンと聞くと、電源を入れてスイッチを押してという操作をイメージするけれど、手動でコーヒー粉を詰めて、火にかけるという作業が必要です。(IH対応もあります!)
エスプレッソみたいな濃いコーヒーを気軽に淹れることができるのが特徴。

「マキネッタ」は別名「モカポット」、イタリアで使われているので「イタリア式エスプレッソマシーン」とも呼ばれています。ものは一つだけれど名前がたくさんあるし、片仮名ばかりで最初は理解するまでに時間がかかった……
ビアレティ社のマキネッタは主に3種類。
「モカエキスプレス」→泡なしだけれど濃いコーヒーが抽出できる。IH対応・非対応、サイズも様々なので買う時には要注意。
「ブリッカ」→カフェで頼むと出てくるようなクレマ付きのエスプレッソができる。大きさは2カップか4カップ対応
「ヴィーナス」→スレンレス製で上の2つとは形がちょっと違う。
「ブリッカ」の特徴は、クリーミーな泡(クレマ)ができるということ。手動で火にかけて濃いコーヒーができるという点では他のマキネッタと同じです。

ビアレティの「ブリッカ」でクレマができるエスプレッソを淹れよう!
使い方を紹介していきます。ちなみにこれは4カップ対応の「ブリッカ」です。

- 深煎りのコーヒー豆を細挽きにする(詳しくは最後に紹介しています)。
「ブリッカ」と一緒に購入した「TIMEMORE(タイムモア)C2 MAX」のコーヒーミルを使って挽きたてをなるべく使っています。
- 180mlの水をいれる
- コーヒー豆を詰める。縁に粉が飛び散ったら取り除く。
イタリア人からは「コーヒー豆を詰めたら強く押すのが正しいやり方だよ」と言われたけれど、私はスプーンで平らにするぐらいの力です。
- パーツをセットして火にかける。上の部分と下の水を入れるサーバーとをしっかりと閉めるのが大切。
- 火加減はマキネッタの下の部分から火がはみ出ない強さ。

火にかけてから3分弱でゆっくりとコーヒが、それから泡が出てきます(28秒のあたりで音が変わり泡が出つくした感じになるので、火を消す)。
コーヒー豆→深煎り・細挽き・挽きたて
火加減→マキネッタから炎がはみ出さない強さ
火を止めるタイミング→音が変わるタイミングか、注ぎ口に泡が達した時。
火を止めるのが遅すぎると吹きこぼれか、泡ができてもコーヒーがぶくぶくと沸騰し続けて泡がなくなってしまいました。


下の容器にくっついている「つまみの部分を引くように」と説明書に書いてありました。ただ出っ張りが少なく爪が割れそうなほど硬いので要注意!
「ブリッカ」で淹れたコーヒーのおすすめの飲み方!
カップ4杯分のエスプレッソが抽出できる「ブリッカ」。カップ4杯と言ってもマグカップのような大きなカップではなく、もちろんエスプレッソサイズのカップ。
エスプレッソとアメリカーノを同時に味わう!
一人で飲む時は、エスプレッソとアメリカーノの両方を楽しんでます。

1カップ弱をクレマたっぷりのエスプレッソで。残ったコーヒーは、沸騰させて少しおいた熱いお湯を注いでアメリカーノにする。暑い時期ならお湯の代わりに氷を入れてアイスコーヒーに。
カルダモンを入れてエキゾチックなコーヒーに!
潰したカルダモンの種を一緒に入れる。コーヒーとカルダモンが融合したエキゾチックな香りと味のコーヒーに大変身。

カルダモンにはこんな効果も期待できるのです。
- 消化を助ける、毒素を洗い流す、ガスを和らげる
- 抗炎症作用
- 免疫力を高める
- コーヒーの酸味を抑える
カフェみたいなカプチーノを楽しむ!
ミルクを泡立ててカプチーノに。
温めたミルクを100均で売っているミニクリーマーで泡立ててコーヒーを注ぐだけ。
「ブリッカ」のメリットとデメリット
「ブリッカ」のメリットとデメリット、そして買うべき人と買うと後悔するんじゃないかという人を紹介します。
メリット、買うべき人
- お家で気軽にクレマのエスプレッソが楽しめる。
- エスプレッソだけでなくアメリカーノ、カプチーノとアレンジもできる。

- コーヒーが抽出される時の香りとクレマがでる時の音がたまらない、コーヒーがとにかく美味しい!
- コーヒーを飲むだけでなく、つくる過程も楽しめる人。好きな音楽をかけて瞑想する気分でコーヒーをつくるというのが私の日々の「儀式」となった。

- 洗うのが少し面倒と思っても、生活の一部と思える人(超面倒くさがりの私でもクレマのエスプレッソは洗い物の面倒さを超えた)。
デメリット、買うと後悔しそうな人
- 2カップと4カップ対応の大きさしかないので、一度にたくさんのコーヒーをつくれない。
- たくさんコーヒーを飲みたい人や来客が多い人(アメリカーノにしても500ml弱)。
- スイッチ入れるとコーヒーができることに慣れていてマニュアルな操作が嫌いな人。
- 新鮮なコーヒー豆が手に入りにくい人。
新鮮なコーヒー豆を使おう!
大切なのは深煎り、細挽き、挽きたてのコーヒーを使うこと。

「ブリッカ」に欠かせないのがコーヒーミル「TIMEMORE(タイムモア)C2 MAX」。細挽きは10-14クリックが目安で、大体12-14クリックしています。
ブリッカを使い始めた最初の数回は実は、コーヒー粉を使ってコーヒを淹れたところ泡が全くできなかったのです。
この時は買って後悔したぐらい。でもその後に、豆を買ってコーヒーミルでの挽きたてもしくは1週間以内のコーヒーを使うようにしたら簡単にできたので、大切なのはコーヒー豆だと確信。
最新版はC3MAX。
4カップ対応の「ブリッカ」対してコーヒーの量はというと、「TIMEMORE(タイムモア)C2 MAX」いっぱいに豆を入れて挽いてできた分量より少し少ないぐらい。挽いたコーヒーが少しだけ残るのでジップロックみたいなのでしっかり保存します。なので数日経った粉になることもあるけれど、数日から1週間なら問題なく泡ができています。
いつもコーヒー豆を買っている市場の一角にあるお店。ブラジルのバイーア州シャパーダディアマンチーナというコーヒー産地から届く豆。ちなみにブラジル国内で最も生産量が多いのはミナスジェライス州です。

美味しいし手頃な価格なので浮気せず、今のところはいつもここで買っています。たま〜に違う豆で試してみたくなるのだけれど。
雑然としたお店とは対照的にお店の人たちがめちゃくちゃ陽気で買いに行くといっつもおしゃべりしています。
ここのコーヒー豆すごく好きで日本に宣伝するから写真撮っていい?と聞いたらわざわざコーヒー豆を抱えてくれた。緊張してるかな?写真では笑顔はないけれど、面白い人たちなのです。